かつて原口元気や細貝萌らがプレーしたドイツのヘルタ。
19日のドイツ2部リーグ再開を前にした17日にXからの離脱を表明した。軽々しく決定を下したわけではないとしつつ、SNSプラットフォームとしてXを使わないと宣言した。
「少数派に対する憎悪、右翼過激派コンテンツ、反ユダヤ主義の陰謀論、人種差別的侮辱が、表現の自由を口実にモデレートされなくなったという事実を無視することはできない。
さらに、このコンテンツはプラットフォームの所有者自身によって拡散され、ますます過激化している。このプラットフォームを使用することで、我々の理想と多様性、寛容、多様性への取り組みを無視したくない」
ヘルタの会長も「最近、Xでは極端な考え方を持ち、特定のグループを排除する傾向が一般化しつつある。これは我々の価値観とあまりにも矛盾する」として、Xを保有するイーロン・マスク氏を非難している。
マスク氏は、ドイツの極右政党であるAfDへの投票を呼び掛ける発言をして、ドイツ国内で物議を醸したばかり。
アメリカでは20日にドナルド・トランプ氏が大統領に再就任するが、それを前に大手企業がDEI(多様性・公平性・包摂性)への取り組みを見直す動きを見せている。
なお、ドイツでは1部のブレーメンもXの使用を停止した。