18日、マンチェスター・ユナイテッドは、デニス・ロー氏が亡くなったと訃報を伝えた。

ロー氏は1940年生まれの84歳。11年間プレーしたユナイテッドでは、404試合に出場すると、歴代3位となる237ゴールを記録するなど、スーパーレジェンドになった。

スコットランド代表としても活躍し、1964年にはバロンドールを受賞。引退後には慈善活動に貢献し、2016年には大英帝国勲章も授与された。

『BBC』は「サッカー史上最も高貴な才能のひとりだった」とその死を悼んでいる。

ロー氏は、2021年にアルツハイマー病と脳血管性認知症と診断されていた。アルツハイマー協会のCEOは「デニスと彼の家族が協会のために資金を集めてくれただけでなく、世間の認識度を高めてくれたことを永遠に感謝します」と述べている。

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なお、ロー氏はユナイテッド加入前に宿敵シティに所属しており、現役最後にプレーしたのもシティだった。

1973-74シーズン、シティに復帰したロー氏は、古巣ユナイテッドの2部降格を決定づけるゴールをオールド・トラッフォードで決める。

『Guardian』によれば、ロー氏は、かつてホームでサポーターに惨めな思いをさせたことに苦痛を覚えたために自ら交代を要求したそう。

「彼がユナイテッドのファンからどれほど愛されていたかは、彼が去っていくときに大勢の人が群がったことからも明らかだった」と伝えている(1973-74シーズンの英1部でユナイテッドは22チーム中21位で2部降格、シティは14位だった)。

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