元日本代表FW柿谷曜一朗が35歳にして現役引退を決断した。
セレッソ大阪の下部組織で育った柿谷は、“ジーニアス”と称された天才的選手だった。
2007年U-17W杯ではフランス相手に衝撃的なスーパーゴールを決めて世界に衝撃を与えた。徳島ヴォルティスへのレンタルを経て、セレッソ大阪のエースになると、日本代表として2014年W杯にも出場。
超絶的なトラップとファンタジー溢れるプレーで見るものを魅了した名手だっただけに多くの選手から惜別のメッセージが送られている。
セレッソ大阪の下部組織出身で後輩の日本代表MF南野拓実(現モナコ)は、SNSにこう投稿した。
「僕が一緒にプレーした中で最高の選手の1人でした。プレーの発想やトラップの技術はマネしたいと思っても出来ない物ばっかりでした(泣き笑いの絵文字)。一緒にプレー出来たことを誇りに思います。現役生活お疲れ様でした!」
また、同じくセレッソ大阪でともにプレーした乾貴士(現清水エスパルス)もこのようなメッセージを投稿している。
「柿谷曜一朗との出会いは衝撃やった!こんなうまい年下の奴がいるんかと思ったのが俺が高1の時で曜一朗が中3の時!!その後、セレッソで一緒のチームでやって、ほんまに天才なやなって思った!!
俺が今まで見てきた中で1番の天才でした!!一緒にプレーしたのはちょっとやったけど、一緒にサッカーできたのは嬉しかったし、楽しかった!!
色々苦労もしてきたのも知ってるから、とにかくゆっくり休んで次のステージでも頑張れ。ほんにお疲れさま!!そして、ありがとう!!」
乾も卓越した技術を持つテクニシャンだが、彼から見ても柿谷は天才中の天才だったようだ。
なお、柿谷は、今後、引退会見を行う予定とのこと。