イギリス紙『The Sun』は5日、コロンビアのベネズエラ国境に近いラ・グアヒラ地方マイカオで、24歳の青年ルイス・ラミレス・リンダオ氏が射殺されたと報じた。
リンダオさんは、スペイン1部セビージャやイタリア1部サンプドリアで活躍し、現在はMLSオーランド・シティでプレーするコロンビア代表FWルイス・ムリエルの弟として知られている。
同紙によると、殺人犯らは車を運転中のリンダオさんにバイクで接近、逃れようとしたリンダオさんの車の制御を失わせた。その後、殺人犯らはイスラエルの銃器製造メーカーIMI社製の短機関銃「UZI」でリンダオさんに対し銃弾を20発以上を撃ちこみ死亡に至らしめた。そのうち少なくとも5発はリンダオさんの頭部に命中していた。
地元警察はまだこの事件の動機などについて明らかにしていないものの、兄弟は国会議員を含む少なくとも2人の政治家と親族関係にあった。
また現地では、ルイスさんは死亡する数日前から脅迫を受けており、この地域から離れる計画を立てていたと報じられている。
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兄ムリエルは自身のInstagramを更新。「あなたは私たちに空虚さを残して去りましたが、美しい思い出はどこにいても、どんな瞬間でも私たちの心の中に残っています。あなたはいつも私たちの心の中で生き続けます」と弟の死を悔やむ追悼文を発表した。