かつては本田圭佑がプレーし、現在も森重陽介がプレーするブラジル。
国内では州ごとのリーグも行われており、全国選手権と州選手権にも複数のカテゴリーが存在する。
そうしたなか、元ブラジル代表マルセリーニョ・パライーバが、24時間以内に2つのブラジルクラブから監督就任を発表されて話題になっている。
49歳になったマルセリーニョ・パライーバは、その名の通り、パライーバ州の出身。
派手髪が代名詞の天才レフティだったが、ピッチ外でも飲酒運転、チームメイトと諍いを起こすなどトラブルメーカーでもあった。ヴォルフスブルクでは長谷部誠ともプレーしている。
『Globo』によれば、彼の監督就任を相次いで発表したチームは、リオデジャネイロ州のアメリカーノとパライーバ州のナシオナウ。現地でも「異例の出来事」とされているが、誤報ではない。
現在、ナシオナウはパライーバ州選手権で降格危機に瀕しているが、残りは3試合で2月22日が最終戦。
一方、アメリカーノは、5月に開幕するリオデジャネイロ州選手権2部に向けて3月からプレシーズンを始める予定。
つまり、マルセリーニョ・パライーバはナシオナウを3試合だけ指揮して、その後はアメリカーノに移るようだ。ブラジルでしかないような出来事かもしれない。