栃木SCは14日、いわてグルージャ盛岡よりナイジェリア人MFオタボー・ケネスが完全移籍にて加入することになったと発表した。
オタボーは2002年5月13日生まれの22歳。ナイジェリア出身で、高知中央高校への進学で来日。卒業した2021年にいわてグルージャ盛岡へ加入した。
プロ2年目の2022シーズンにJ2で19試合1ゴールを記録すると、ここ2年間のJ3でも30試合6ゴール、36試合5ゴールと活躍。昨季から背番号10も背負うチームの中心選手だったが、開幕を前にJ3の栃木SCへ引き抜かれることになった。
今季も10番をつけることが決まっていたなか、このタイミングでの移籍を決断したオタボーのコメントはこちら。
栃木SC公式
「初めまして、オタボー ケネスです。このたび、いわてグルージャ盛岡から加入しました。
今年J2に昇格するために全力でプレーしますので応援よろしくお願いします」
いわてグルージャ盛岡公式
「みなさんいつも応援ありがとうございます。
こんな急なタイミングで申し訳ないですが、栃木SCからオファーがあり移籍することに決めました。
今まで沢山のサポートしてもらいとても嬉しかったです!ゴール裏からの後押しがいつも力になっていました。
ユニフォーム買ってもらっていたのに申し訳ありません。プロ生活をグルージャで過ごせてよかったです。活躍してこれからも応援してもらえるよう頑張ります!」
昨季、J3で最下位となり、JFLへ降格(Jリーグ退会・JFL参入)したいわてグルージャ盛岡。
今季からGM兼強化部長に就任した水野晃樹氏のもと、元日本代表MF小林祐希を獲得するなど1年でのJリーグ復帰に向けて精力的な補強を行ってきたが、ここに来て痛い主力の流出となった。
栃木SCは今週末のJ3開幕戦、16日(日)に高知ユナイテッドSCとホームで対戦。一方のいわてグルージャ盛岡は、3月9日(日)のJFL開幕戦でヴィアティン三重とのアウェイゲームに臨む。