16日に行われたオサスナ戦でレアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムがプロ人生初の一発退場になったことは大きな話題になった。
ホセ・ムヌエラ主審は「Fuck you」という暴言があったとマッチリポートに記載したが、ベリンガムの発言は「Fuck off」だったとされている。
そうしたなか、『EL ESPAÑOL』は、ホセ・ムヌエラ審判に利益相反の可能性が浮上したため、スペインサッカー連盟とUEFAは同氏を審判員の職務から外す暫定措置を講じたと伝えた。
スペインサッカー連盟は、コンプライアンス委員会を通じてホセ・ムヌエラ審判を調査中だそう。
同氏はTalentus Sports Speakers SLというスポーツコンサルティング会社の創設者であり、同社はコルドバの豪華な別荘に本社を構え、不透明な会社であるDeportalia Sports SLとの共同で、ラ・リーガやスペインサッカー連盟、UEFAなどを顧客に抱えているという。
そのため、同コンプライアンス委員会は、ホセ・ムヌエラ氏のビジネス活動が審判員としての立場と相容れないかどうかを調査しているとのこと。
最終的に利益相反と判明した場合、同審判員は経済的およびスポーツ的な厳しい罰則に直面し、最長5年間その職を解かれる可能性があるという。
ただ、ホセ・ムヌエラ氏はSNS上でこの疑惑を完全否定。
自身が創設した会社は「設立以来、クラブ、連盟、スポーツ関連企業など、いかなるスポーツ団体にも一切金は請求していない。企業、クラブ、組織からの報酬なしに行われている」としつつ、名誉を毀損したメディアに対して法的措置を講じる可能性を示唆している。