J2水戸ホーリーホックは21日、昨季契約満了となったMF髙岸憲伸(けんしん)が、NPL クイーンズランド(オーストラリア2部)モートンシティ・エクセルシオールへ移籍することが決定したと発表した。
トライアウトで存在感を見せたチャンスメイカー
髙岸は中央大を経て2022年に水戸へ入団。デビューシーズンはリーグ戦24試合2アシストと存在感を発揮するも、翌シーズンはリーグ戦6試合、昨季は11試合と主力定着には至らなかった。
昨年12月に契約満了となったJリーガーたちが集う『JPFA(日本プロサッカー選手会)トライアウト』に参加し、紅白戦でフリーキックをゴールネットに突き刺す印象的な活躍を披露し、新天地は自身キャリア初となるオーストラリアに決まった。
髙岸はトライアウトの取材で「(水戸は)プロサッカー選手にならせていただいたチームなので、本当に感謝しかないです。プライベート、オフザピッチのところでもすごく成長させていただきました。自由にさまざまな取り組み、いろいろな活動に、クラブとしても後押ししていただいたので、この恩を結果で返したいと思います。
自分はいま厳しい立場にいますけど、必ずどこかでいままでいただいた応援や、サポートしていただいた感謝を結果で恩返しできるようにしたいです。自分自身も毎日サッカーに取り組んでいきたいです。いろいろなところから応援していただいて、自分の元にも届いています。応援を力に頑張っているので、これからも引き続き応援いただけたらと思います」とサポーター、チームに感謝していた。
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また同取材で「チャンスがあるところで自分が成長できるように、(必要とする)チームのためにやることを全力でやっていきたいと思います」と意気込んでいた。