日本代表FW上田綺世が所属するオランダの名門フェイエノールト。
ブライアン・プリスケ監督を成績不振で解任していたが、23日にロビン・ファンペルシーが新監督に就任すると発表した。契約は2027年6月末まで。
41歳のファンペルシーは元オランダ代表FW。フェイエノールト育ちで小野伸二とプレーしたこともあるクラブのレジェンドだ。
引退後にフェイエノールトのユースで指導者を務め、今季からはオランダ1部のヘーレンフェーンで監督を務めていたが、シーズン途中で古巣に”電撃移籍”することになった。
一方、ヘーレンフェーンは突如指揮官を失った形。アシスタントコーチらも一緒に退団しており、フェイエノールトは違約金を支払うが、スタッフ陣を引き抜かれたヘーレンフェーンのGMは「ロビンはフェイエノールトでのまたとないチャンスを逃したくないと伝えてきた。彼の野心は理解できるが、シーズン途中というタイミングは我々にとっては非常に不都合だ。一緒に冒険を始めたので、今シーズンを終えたかった」とコメント。
オランダ紙『De Telegraaf』は「ファンペルシーがフェイエノールトの新監督に、ヘーレンフェーンは失望」と伝えていた。
フェイエノールトはエールディビジで現在3位、ヘーレンフェーンは9位となっている。