かつてレアル・マドリーでプレーしたDFハビエル・ドラドが、48歳という若さで死去したとのこと。
ハビエル・ドラドは1977年生まれの左サイドバックで、レアル・マドリーのアカデミーで育成された選手だった。U-21スペイン代表でもプレーするなど期待された若手でもあった。
1999年にトップチームに昇格し、ブラジル代表DFロベルト・カルロスのバックアップとしてプレー。出場機会は少なかったものの、チャンピオンズリーグ優勝や世界クラブ選手権ベスト4を経験している。
2000年夏からはサラマンカ、スポルティング・ヒホンへと貸し出され、後にラージョ・バジェカーノへと完全移籍した。
選手としては2003年に復帰したヒホンで長く活躍を見せ、100試合以上に出場するなど中心的な役割を果たしている。
ただ、2006年に移籍したマジョルカでは出場機会を失い、さらに前十字靭帯を断裂したことで長期の離脱を余儀なくされてしまった。その後は選手としてのキャリアは下降線を辿り、2012年に現役を引退していた。
『Marca』の記事によれば、ドラドは2022年から白血病を患っており、昨年5月にはマジョルカの病院で骨髄移植手術を受けていたとのことだ。
その際にはメディアに対して「今度こそこの悪夢が終わり、平和な生活に戻れることを願っているよ。何年も戦ってきたが、このような厳しい治療は大きな負担になる。ただ、僕は普通の生活に戻ろうとして努力を続けているんだ」と語っていたそう。