エディン・ジェコやミラレム・ピャニッチらを輩出してきたボスニア・ヘルツェゴビナ。
そのボスニアでライバルチームのサポーターによる対立がエスカレートし、ショッキングな事件が起きた。
2日に行われたモスタルを本拠地とするヴェレージュ・モスタルとズリニスキ・モスタルとのライバル対決。
『hercegovina.info』などによれば、このダービーマッチの前日にひどい事件が起きたという。
ヴェレージュのファンとみられる覆面姿の4人組がズリニスキのファンを襲撃。
金属製の棒で頭部を激しく殴られた26歳の男性は重傷を負った。手錠で縛られていた男性は、重度の脳損傷で生命の危険がある状態だそう。容疑者たちはグレーのアウディに乗り、猛スピードで逃走している。
両チームのファン同士による激しい対立はこの1年ほど続いてきたという。昨年には野球のバットや特殊警棒を使った全面抗争も起きていたとのこと。安全上の理由から両チームの対戦ではアウェイサポーターの入場が禁じられているとも。