元なでしこジャパンのFW永里優季は4日、現役を引退することを発表した。
永里は1987年7月15日生まれの37歳。2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーとして知られるなでしこ史上屈指のストライカーだ。
中学3年生で日テレ・ベレーザのトップチームデビューを飾ると、16歳でなでしこジャパン初出場。10代の頃から活躍し、2010年にはドイツの強豪トゥルビネ・ポツダム移籍を果たす。
ポツダムではエースFWとして3度のリーグ優勝と2010年の女子チャンピオンズリーグ優勝を達成。ちょうどこの時期にワールドカップで優勝したほか、個人としては2014年のリオデジャネイロ五輪でより高いパフォーマンスを発揮し銀メダル獲得に大きく貢献している。
その後もイングランドやドイツ、アメリカ、オーストラリアなど海外を中心に活躍。2021年から再びアメリカでプレーし、昨季はNWSLヒューストン・ダッシュで19試合3ゴールを記録していた。
永里はこの日、自身のオフィシャルサイトにて、『ありがとう』というタイトルで引退を表明。「何一つとして後悔はありません。最高のサッカー人生でした」と綴り、30年間のサッカー人生を振り返りながら引退を決断した理由などを明かしている。