Y.S.C.C.横浜は5日、いわてグルージャ盛岡からDF高橋峻希が完全移籍で加入することが決まったと発表した。
高橋は1990年5月4日生まれの34歳。浦和レッズのアカデミー時代は「黄金世代」と呼ばれ、2007年のU-17ワールドカップ出場を経て、同期の山田直輝、濱田水輝、永田拓也とともに2009年にトップ昇格した。
トップチームでも順調に出場機会を伸ばしたものの、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任した2012年から控えとなり、夏にジェフユナイテッド千葉へ期限付き移籍。2014年にヴィッセル神戸へ完全移籍して以降は、柏レイソル、V・ファーレン長崎、そして2024年からはいわてグルージャ盛岡と渡り歩いた。
昨季岩手では19試合1ゴールを記録したが、シーズン終了後に契約満了で退団していた。以下はYS横浜加入が決まった高橋のコメント。
Y.S.C.C.横浜公式
「この度、Y.S.C.C.に加入することになりました高橋峻希です。
長嶺監督はじめ、チームスタッフ関係者の皆様、再びプレーをする機会を与えてくださりありがとうございます。
1年でJリーグに戻るために全身全霊かけて戦います。よろしくお願いします」
いわてグルージャ盛岡公式(※退団時)
「2024シーズンをもって退団することにしました。
まず初めに、昨シーズン最悪の降格という結果にしてしまい申し訳ありませんでした。それでもサポーターのみなさんは最後まであきらめず応援してくださりありがとうございました。
ゴール裏で『グルージャは岩手の誇りだ』と言われた日がありました。僕からすればみなさんが岩手県、グルージャの誇りです。
今季はJFLという厳しい戦いになりますが1年でJ3に戻れることを信じてます。今後のことはまだ何も決まっていませんが、まだまだ頑張っていきたいと思います」
コメントから推測するに、契約延長のオファーもあった中で岩手を退団したとみられる高橋。奇しくも同じJFL降格(Jリーグ退会・JFL参入)を喫したYS横浜で今季プレーすることになった。
2025シーズンのJFLは今週末に開幕。Y.S.C.C.横浜は9日(日)にHonda FCとホームで対戦する。