2度のFAカップ優勝を誇るサンダーランド。
1879年に創設された古豪は、現在イングランド2部リーグを戦っている。そのサンダーランドの女子チームも英女子2部リーグに属している。
近年、女子チームを創設する男子強豪クラブが増えているが、待遇には格差がある。『Guardian』によれば、サンダーランドは食堂を含めて世界最高峰のプレミアリーグ基準にある施設を男女チームが共有しているという。
同紙は「このようなの取り決めは、残念ながら依然として稀である。男子チームの監督の多くは、クラブの女子チームの重要性を口先だけで語るものの、本部を共有するという考えには動揺するだろう」としつつ、サンダーランド女子のメラニー・レイ監督の言葉を伝えている。
「(他のチームで)多くの練習場は統合されていないか、適切に統合されていない。
なので、私たちは完全に統合されていて、レジ(男子監督)や彼のスタッフと非公式な会話の中でアイデアを共有できるのは本当にいいこと。
食堂でアイデアを交換し、全員がひとつのクラブであるという意識が強まる。
私たちはレジのトップチームとほぼ同じようにプレーする。両チームのスタイルと文化をサンダーランドのDNAの一部にしたいと考えている。
ここの施設は非常に優れているため、女子選手たちに提供できるものという点で大きなセールスポイントになる」
男女チームが施設の一部を共有しており、スタッフや選手たちが施設内で顔を合わせて、話をすることも珍しくないとか。