2025年シーズンが開幕したJリーグ。
1日のJ1第4節、鹿島アントラーズ対FC東京戦では、J1最年少出場記録が更新された。
FC東京の北原慎(まき)が後半38分から出場。彼は2009年7月7日生まれで、15歳7カ月22日というJ1最年少記録を樹立した。
北原は、かつて久保建英も所属したFC東京U-15むさしなどを経てトップデビューを果たした選手。
その久保は、中学3年だった2016年に15歳5カ月1日という当時のJリーグ最年少出場記録を更新したが、出場したのはJ3のFC東京U-23対長野パルセイロ戦だった。
元日本代表DF槙野智章は、『ABEMAスポーツタイム』でこう話していた。
「(15歳当時の)久保選手が出たのはJ3なので。
(北原は)カテゴリーがJ3じゃなくて、J1で出ているので、めちゃくちゃすごいですよ!
中学生が普段、トップチームのプロ選手たちと試合をして評価をされて試合に出ているので。いきなり、『いい選手が中学生でいるらしいよ、じゃあ試合に出ようね』という形ではないので。日ごろから中学生がプロ選手に交じって練習をしていて、自分で評価を得て、出ているので。
(15歳当時の自分なら)ありえない。足は震えるし、ボールなんて扱えない。当たり前のことがプロ選手と一緒になるとできないので、それを普通にやっていると考えると、めちゃくちゃすごいっすよ。楽しみ」
また、槙野は、テクニックに長けた北原に期待しつつ、こんな話もしていた。
「これまで若くしてデビューした選手は一杯いるんですよ。たくさんの注目、色んなプレッシャーがあるなかで、どんどん(プレーするレベルの)カテゴリーが下がっていった選手は数多く見てきているので、
そのプレッシャーに打ち勝つだけの努力をさらにしなければいけない。目まぐるしく生活が変わると思う。学校での生活もそうですし、街を歩けば、色んな人から指を指されるし…でも、久保選手みたいにガッと海外に行くことを含めて、やってほしいですね。まだ15歳だもん!期末テストやってるよ」
なお、久保は2017年にJ1デビューしたが、年齢は16歳5か月22日だった。