ファンやメディアはゴールを決めた選手や試合を決定づけた者に注目する一方、多くのプレーヤーが目立たない状況のなかでチームのために懸命なハードワークを続けている。

サッカーのスケジュールがますます過密になる中、試合に出続けること自体がハードワークの賜物である。今回は『Givemesport』から「いま最もハードワークしているサッカー選手たち」をご紹介する。

ロドリゴ

国籍:ブラジル

現所属:レアル・マドリー

ロドリゴはもちろんスーパースターの一人だが、それと同時にレアル・マドリーの役割分担において非常に重要な存在だ。

キリアン・エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガムといったワールドクラスが揃う中、彼は半分陰に隠れながらもチームに欠かせないヒーローとして活躍している。

大物のスターたちを支えるために複数のポジションでプレーする彼は、文句を言わず走り続け、サイドエリアから質の高いプレーを次々と生み出している。自分の本来のポジションが他の選手に占められる中で、より多才になり、本来の役割以外でも結果を残さざるを得なかったのだ。

そのおかげでクラブはここ数年多くの成功を手にしている。彼がいなければチームのバランスが崩れていたに違いない。さらに、彼はブラジル代表でも同様の役割を果たしており、個人としても素晴らしい成績と豊富なトロフィーを誇る選手だ。

カイ・ハヴァーツ

国籍:ドイツ

現所属:アーセナル

チェルシーからアーセナルへの移籍時、ファンは「アルテタ監督は、これまで断続的に見せるにすぎなかったハヴァーツの真のポテンシャルを引き出せるのか」という点に注目していた。

ドイツ代表としてゴールやアシストを決めてきた彼は、チームのために戦う意欲を存分に見せ、北ロンドンで“偽9番”として自由に走り回りながら貢献するようになった。しばらく時間はかかったものの、そのプレーはアーセナルでの居心地の良さを感じさせていた。

前線でのプレスに留まらず、守備的ミッドフィールダーやセンターバックとの駆け引きにも全力を尽くし、常に動き回っている。また、ドイツ代表でも流動的な攻撃の中で同様の役割を担っている。

走行距離ランキングでも上位に位置し、チェルシー時代とは異なる役割ながら、より献身的な選手としてチームに貢献した。残念ながらその結果怪我で離脱してしまったが、彼にとっては大きな休息の時間になるはずだ。