スペインが誇る世界的強豪クラブであるレアル・マドリー。
昨季の欧州王者でもあるスター軍団は、選手の市場価値総額が12.3億ユーロ(1996億円)にもなる。
そのレアルは12日に行われたアトレティコ・マドリーとのUEFAチャンピオンズリーグで延長戦とPK戦を戦った。
そして、15日には敵地でのビジャレアル戦に挑み、2-1で逆転勝利を収めたが、ハードスケジュールにクラブは激怒しているという。
『Relevo』によれば、3週間前にこの日程を知ったレアル内部は激怒し、カルロ・アンチェロッティ監督も金曜の前日会見で変化を求める発言をした。
「理解できない。最低72時間だ。金に放映権…選手の回復ではない。優先されるのは金であり、選手の休息ではない」
クラブ公式チャンネルである「Real Madrid TV」は、さらに踏み込んだ声明を出したとのこと。
レアルはビジャレアル戦を日曜に延期してくれるように要請していたものの、ラ・リーガに拒否されたそう。その結果、アトレティコ戦とビジャレアル戦の間隔は66時間ほどしかなかった。
「Real Madrid TV」は、ハビエル・テバス(リーガ会長)のリーグ乱用は許されないとして、「FIFAの保護を求める。72時間未満の休息では再び試合をすることはない」と不満をぶちまけたという。
2023年3月、FIFAは選手の健康を守るためのいくつかの勧告を発表。試合間の最低休息時間は72時間とすべきであると定め、ワールドカップやクラブワールドカップなど、すべての大会でこれを提案するとした。
同紙は「レアルの爆弾発言」とも伝えているが、果たして。