トーマス・トゥヘル(イングランド代表)監督が、前任者であるギャレス・サウスゲイト元監督のサッカーを批判した。20日、イギリスメディア複数が伝えた。
昨年10月にイングランド代表監督への就任が発表されたトゥヘル監督。チェルシー(プレミアリーグ)やバイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ)を率いた名将の手腕に期待がかかる。
そんな中、イギリス『ITVスポーツ』は新監督へのインタビューを実施。UEFAユーロ2024で準優勝に終わったイングランド代表に明確なプレースタイルがあったかと尋ねられると、「昨夏はなかった」と言い切った。
トゥヘル監督は「アイデンティティ、明瞭さ、リズム、パターンの繰り返し、選手の自由、選手の表現、ハングリー精神」が足りなかったと指摘。「私の見立てでは、彼らは勝利への興奮や渇望よりも、トーナメントから脱落することを恐れていた」と、サウスゲイト元監督が率いていたスリーライオンズのメンタリティを批判した。
指揮官はそのうえで「興奮」が必要だと呼びかけた。
「人々は、このチームが勝つべきだと感じている。われわれは勝つべきグループでやっているんだ」と勝利への意欲を求めた。
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イングランド代表は21日、FIFAワールドカップ2026の欧州予選の初戦でアルバニア代表と戦う。トゥヘル監督が自らの初陣でどのようなサッカーを披露するか、注目が集まる。