2023年よりヨーロッパを離れ、アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)へと活躍の場を移したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。
スペイン紙『Marca』は19日、「インテル・マイアミとの契約終了後、メッシが検討している5つのオプション」と題し、メッシの今後のキャリアについて推測している。
インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWは、アメリカでも圧巻のパフォーマンスを披露。
現在は負傷中であり、今月のアルゼンチン代表への招集は見送られたが、今シーズンはここまで公式戦5試合4ゴール2アシストを記録している。
マイアミで充実した生活を送っているメッシだが、クラブとの契約は今年12月をもって終了し、このまま契約が更新されなければ、来年にはフリーとなる。
同紙が挙げる1つ目の選択肢が、インテル・マイアミとの契約延長だ。
これは『論理的なオプション』であり、メッシはかつてのチームメイトらと共にプレーする現在の環境に満足しており、1年間の契約延長に関心を示しているという。
アメリカに残り、来年同国で開催されるワールドカップに向けた準備をする見方が最も可能性の高い選択肢と考えられているようだ。
2つ目は『ロマンチックなオプション』とされる、古巣スペイン1部バルセロナへの復帰だ。
来年オープン予定の新スタジアムで生ける伝説との再会は、クラブ、ファンにとっても魅力的なシチュエーションになりそうだ。
メッシの母国であり、キャリアをスタートさせたニューウェルズ・オールドボーイズへの復帰も『ロマンチックなオプション』の一つであると同紙は伝えた。
3つ目には『エキゾチックなオプション』として、新しいリーグへの挑戦が挙げられた。
その候補として名前が挙がったリーグが、日本とサウジアラビアだ。
元スペイン代表でメッシとバルセロナで同僚だったアンドレス・イニエスタやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがそうしたように、キャリア終盤に、異なる文化を持つ国への挑戦を求める選択肢もあるようだ。
メッシが日本のクラブに加入するとなれば大ニュースだが、記事によると、同じようなリーグレベルであるMLSから、わざわざ日本やサウジアラビアといった他のリーグにチャレンジする可能性は極めて低いと考えられているようだ。
4つ目に挙げられたオプションは、無所属のままワールドカップを迎える選択肢だ。
ワールドカップに集中するため、どのクラブとも契約せず、個人で調整を続けるという選択肢だ。だが、この『奇妙なオプション』は、競技リズムを失うリスクがあるとされ、あまり現実的ではないという。
最後に挙げられた5つ目の選択肢が、引退だ。しかし、メッシは来年のワールドカップ出場を目指しており、大会前に競技を離れる選択は4つ目の選択肢と同様に、現実的ではないと考えられている。
バルセロナ「近代で最も偉大な10名の選手」。メッシ、イニエスタ…
バロンドールを8度受賞し、サッカー史に名を残す稀代の天才は、どのような決断を下すのか。今後の動向に注目したい。