日本代表は、20日に行われたワールドカップ予選バーレーン戦に2-0で勝利し、本大会出場を決めた。
首位を独走中の日本は25日、ホームでのサウジアラビア戦を迎える。
アラブ圏のスポーツメディア『KOOORA』は22日、サウジアラビア代表にとって重要な試合となる日本戦に向けた展望を示した。
記事によれば、日本戦は「ミスの許されない試合」になるとされ、「特に守備のミスは日本に即座に得点を許すことになる。日本の攻撃陣にはゴール前でミスをしない選手が揃っており、ほんの少しのチャンスでも得点に結びつける能力を持っている」と警戒した。
特に、日本のクロスからの攻撃を警戒しているようで、「前回の対戦ではサウジアラビアはクロスボールから2失点した。次の対戦でもクロスへの対応が重要となるだろう。サウジアラビアはクロスに対する位置取りや、相手のサイドを封じるためのサイドバックの役割に注意を払う必要がある」としている。
同メディアは日本戦で重要なポイントとして、「早めの段階からの守備」を挙げた。
「日本はチームプレーを得意とし、攻撃陣だけでなく、さまざまな選手からチャンスが生まれる。前回の対戦では、日本の攻撃を抑えきれず、自由に攻撃を組み立てさせてしまった」と前回の課題を指摘し、「試合を有利に進めるためには、攻撃を早い段階で遮断する必要がある。そのために、守備陣だけでなくチーム全体でプレッシャーをかけ、相手にスペースを与えないようにしなければならない」とした。
また、サウジアラビアの「勝利のシナリオ」として、カウンターが鍵を握ると予想。
「無駄にボールを保持することなく、スペースを限定し、逆に素早いカウンターを狙う戦術が有効だ」とし、「ゲームのスペースをうまく縮め、無駄なボール保持を避けることができれば、理想的なシナリオを作り出し、ポジティブな結果を得られるだろう」とサウジアラビアの勝ち筋を見出している。
サウジアラビアは現在グループBで3位に位置しており、2位に浮上してストレートでの本大会出場を決めたいところ。
前回のリベンジに燃える挑戦者相手に、日本はホームで勝ちを収められるか。