2022年にバルセロナのナイトクラブで女性に性的暴行を加えた罪で、2024年2月に懲役4年半の有罪判決を受けた元ブラジル代表DFダニ・アウヴェス。

保護観察5年、被害者に対する接近禁止9年、15万ユーロ(2433万円の)賠償金支払いも命じられたが、41歳の彼は控訴した。

『BBC』などによれば、カタルーニャ高等裁判所は、全員一致でアウヴェスに無罪判決を下したという。

「被告の有罪判決を支持するには不十分であり、この事件では無罪推定の権利が優先する判決で表明された。下級審の有罪判決には同意しない。その判決理由には、その理由付け全体にわたって、事実、法的評価、およびその結果に関する一連性の欠落、不正確さ、矛盾が含まれている」とのこと。

また、アウヴェスの友人らに追われるかもしれないという恐れからアウヴェスと一緒にトイレに行ったという原告の主張は合理的ではないと判断。被害者とされる女性はむしろ「被告とより親密な空間にいる目的で自発的にトイレに行った」と結論付けた。

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控訴審は、アウヴェスに対する渡航禁止や拘束命令を含むすべての制限も解除。また、アウヴェスには1.1万ユーロ(178万円)の賠償金が支払われるとのこと。ただ、この判決に対して最高裁判所に上訴することができる。

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