[J1第8節、湘南ベルマーレ 0-2 川崎フロンターレ、4月2日、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu]

湘南は川崎に0-2で敗れ、リーグ戦3連敗となった。

0-0で前半を折り返したが、後半5分と同47分に失点。決定機を作らせてもらえず、シュートは2本に留まった。

この試合をベンチから見届けたMF茨田陽生(ばらだ あきみ)はチームの改善点を口にしつつ、今月1日に天国へと旅立ったレアンドロ・ドミンゲスさん(享年41歳)への想いを語った。

J1柏レイソルをJ1初優勝に導いた優しいおじさん

日本中のサッカーファンが悲しみに包まれた。

茨田は「突然のニュースだったので驚いていますし、闘病していることも知りませんでした…。本当に衝撃を受けた選手の一人なので悲しいです」とブラジル人アタッカーの訃報に肩を落とした。

柏レイソルでは2010年にJ2優勝とJ1昇格に貢献したドミンゲスさん。翌年にはリーグ戦30試合15得点7アシストを記録し、史上初となるJ1昇格年でのJ1制覇に導いたほか、自身はリーグMVPに輝いた。

茨田は柏の下部組織で育ち、2010年から2014年までドミンゲスさんとともにプレーしていた。J1優勝を決めた2011年の第34節浦和レッズ戦(3○1)では、背番号10を背負っていたドミンゲスさんが放ったコーナーキックのこぼれ球にいち早く反応。ボックス前から右足を振り抜き、試合を決定づける3得点目を奪った。

湘南の背番号14は当時を懐かしそうに振り返った。

「(ドミンゲスさんが柏に)入ったときはフランサ(フランソアウド・セナ・デ・ソウザ)がいて、まだ素が出ていない感じでした。でもフランサがいなくなってから、レイソルは完全にレアンドロ・ドミンゲスのチームになったと覚えています。

でもピッチ外になると、本当に優しそうなおじさんみたいな感じ(笑)。試合であれだけの活躍をした選手が眼鏡をかけて、サポーターの脇を歩いて帰っていくんです。うまいのに親しみやすい選手でしたね」と笑みがこぼれた。

柏で「ニーヤン」というあだ名で親しまれていたドミンゲスさんは2022年に現役を引退。偉大なプレイヤーの背中を見て育った茨田は2020年から湘南へ加入し、ライトグリーンのイレブンを支えている。

湘南でプレーする茨田

今季はここまでリーグ戦4試合に途中出場。湘南は開幕3連勝と好スタートを切ったが、その後は失速して直近4試合は未勝利となっていた。

茨田はドミンゲスさんのような選手が、いまの湘南には必要だと説く。