元マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)のDFブランドン・ウィリアムズが「フットボールを観るのがつらい」と吐露した。
ユナイテッドの下部組織出身のブランドンは2019年にトップチームデビューし、初年度はリーグ戦17試合に出場。左サイドバックを主戦場に、赤い悪魔の未来として期待されていたが、その後出場機会が減少。ノリッジ・シティFCやイプスウィッチへのレンタル移籍を繰り返した後、今季からは無所属となっている。
ポッドキャスト『Fozcast』に出演したブランドンは「いまはフットボールを観るのがつらい。ただピッチにいたいし、プレーしたいだけ。チームの一員でいること、コーチのアドバイスを聞くこと、試合を観に行くこと、一緒に食事をすること、ただいろいろなことをすることが恋しいんだ」と胸の内を明かした。
2023年8月にイギリスのチェシャー州で時速100マイル近くで車を運転し事故を起こしていたところを捕まったというブランドン。5月9日には法廷に出席する予定の24歳は「もう何も気にしないというモードに入っていたよ…。彼ら(家族や友人)は僕がサッカーに復帰することを望んでいたが、僕自身はサッカーへの愛を失っていると分かっていた」と、当時の素直な想いを打ち明けた。
それでもいまは復帰向けて、懸命に前を向いているという。
「また勝利の感覚と更衣室の雰囲気を味わいたい」と口にしたブランドンは、「異文化を経験したい。まだ24歳なので、海外で3、4年は過ごせるだろう。間違いなくヨーロッパの強豪クラブか、将来有望なクラブだ」と国外移籍を希望。
U21イングランド代表でも活躍した左サイドバックの今後に注目が集まる。