英2部のリーズで活躍する日本代表MF田中碧は、8日の第41節ミドルズブラ戦に先発出場した。

前半に田中はダニエル・ジェームズのクロスを押し込んでゴールネットを揺らしたが、副審がオフサイドと判定したために、得点は取り消された。

ただ、田中は不満をあらわにしており、実際、リプレイ映像ではオンサイドだったように見える(英2部にはVARがない)。

『Sky Sports』が「物議を醸す」と伝えるなど現地でもこの判定は話題になっている。

英国審判員統括機関であるPGMOLの元トップで、FIFA役員も務めたキース・ハケット氏は、『Football Insider』や『MOT Leeds News』でこう指摘した。

「オフサイドの判定が間違っていたために、リーズのファインゴールが取り消されてしまった。田中は見事なタイミングで走り、ボールが渡されたときに確実にオンサイドだった。大きなミスだ」

「副審の重大なミス。副審は田中が得点したときにオフサイドの位置にいたと判定した。リプレイでは、田中がゴールネットにボールを入れる前にタイミングを見計らって走っていたことがはっきりと示されている。

間違っている、間違っている、間違っている。これはリーズに非常に悪い影響を与える可能性がある。これらの大きな決定は正しいものでなければならない」

また、元リーズ監督のニール・ウォーノック氏と元リーズ選手のスチュアート・ダラスもこう述べた。

「これは間違いなくゴールだ。副審は絶好のポジションにいる。これが主な仕事なのに。恥ずべきこと。またしても馬鹿げた判定だ」

「リーズはおそらく今週中に謝罪の手紙を受け取るだろう。これはまったく馬鹿げた判定だ。(副審は)どうして間違えるんだ?分からないけれど、これが現実だ」

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リーズはプレミアリーグ昇格に向けた熾烈な争いを続けており、それに決定的な影響を与えうる大きな判定になると指摘されている。結局、リーズは1-0で勝利し、首位の座を奪還している。

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