世界で最も収益の多いクラブの一つであるバルセロナ。これまで数多くのスター選手を大金で獲得してきたが、その一方でフリーエージェントでの0円獲得も成功させてきた。

今回は『Football Transfers』から「バルセロナの歴史上最も成功したフリーエージェントでの獲得選手」をご紹介する。

フィリップ・コクー

加入元:PSVアイントホーフェン

加入年度:1998年

オランダの名門PSVアイントホーフェンからフリートランスファーでバルセロナに加入したフィリップ・コクー。彼はすぐにクラブの中核を担う存在となり、あらゆるポジションをこなすユーティリティープレーヤーとして名を馳せたほか、攻守にわたるバランスの良さが光った。

バルセロナに在籍した6シーズンで31ゴールを記録。クラブが低迷期にあったことからリーガ優勝は1回だけであったが、外国人選手として当時の最多出場記録を更新した。バルセロナの歴史に深い足跡を残している選手だ。

マルク・ファン・ボメル

加入元:PSVアイントホーフェン

加入年度:2005年

ファン・ボメルがPSVアイントホーフェンから加入したとき、クラブは彼の卓越した守備力とボール奪取能力に大いに期待した。求められていたタフでハードなプレーを武器に、1シーズン目でCLとリーガの2冠を達成している。

しかし怪我やチーム内での立場の影響で出場機会が限定され、2006年にはバイエルン・ミュンヘンへと移籍していった。短期間の活躍にとどまったものの、そのプレーは非常に衝撃的なものだった。