ギラヴァンツ北九州は9日、大英産業株式会社および株式会社DAIEIアーキテクツとの間で、ギラヴァンツ北九州の新クラブハウス建設に向け、設計・建築に関する協定を締結したと発表した。
J3で現在4位につけている北九州。普段の練習は主に新門司球技場で行っているが、クラブハウスは新門司マリーナを使用している。
クラブは、地域のシンボルクラブとして、さらなる地域のにぎわいづくりやスポーツ振興に寄与するため、その中核施設となる新クラブハウスの建設を計画。
新クラブハウスを中心に、誰もがスポーツに親しめる環境づくり、育成年代への食育推進、市民の皆様と選手が触れ合える場の提供など、様々な取り組みを自治体や競技団体等と一体となって進めていく予定だという。
今回、クラブが目指す新たなクラブハウス像や、理念・ビジョンに共感を得られたことから、大英産業およびDAIEIアーキテクツとの間で、企画設計・建設協定を締結したとのことだ。
リリースより、協定書の概要は以下の通り。
(1)新クラブハウスについて2027年5月の竣工を目指し、3社で協議のうえ進める。
(2)新クラブハウスコンセプトは以下の3点とする。
①J1昇格に向けた活動拠点となるよう選手・スタッフの意見を取り入れる。
②サポーターを始め市民の皆さまとの触れ合いの場を提供する。
③建設に際し、地産地消をコンセプトとして、北九州市の活性化に貢献する。
(3)2025年5月 設計完了 2025年12月 着工
※外観パースを含め、建築概要は2025年5月末を目処に発表
(4)新クラブハウスは木造建築とする。
以下は関係者のコメント。
株式会社ギラヴァンツ北九州 代表取締役社長 石田真一氏
「ギラヴァンツ北九州として、長年の悲願でありましたクラブハウス建設に向け、一歩を踏み出すこととなりました。これもひとえに、日頃よりクラブを支えてくださっているファン・サポーター、行政、パートナー企業、地域の皆様のご支援、ご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
新しいクラブハウスは、選手たちの練習環境の向上はもちろんのこと、環境面に配慮し、さらには地域の方々との交流拠点としての役割も担う、多機能な施設となる予定です。
大英産業株式会社様及び株式会社DAIEIアーキテクツ様は、地域に根差した豊富な経験と卓越した技術をお持ちであり、私たちが理想とするクラブハウスの実現に、力強いパートナーとなってくださると確信しております。
今後も、地域の皆様と共に歩み、愛されるクラブを目指して、全力で取り組んでまいります」
大英産業株式会社 代表取締役 一ノ瀬謙二氏
「私たち大英産業は、『元気な街 心豊かな暮らし』を経営理念に掲げ、北九州を中心に、街づくり、住まいづくりを行う企業です。ギラヴァンツ北九州様は、スポーツの分野で、地域に根差し、地域を活性化し、賑わいづくりを行われていらっしゃいます。
同じ志を持つギラヴァンツ北九州様のクラブハウス建設に関わることができて、心から嬉しく思っています。これまでの住まいづくりの実績を生かし、北九州産材の地域循環型木材を使った木のぬくもりのある空間をつくり、選手の方々が快適で、集中できる環境を整えることに尽力いたします」
株式会社DAIEIアーキテクツ 代表取締役社長 宇留嶋栄治氏
「このたびは、北九州市を代表するプロサッカークラブのクラブハウス建設の企画及び設計に携わることが出来、大変ありがたくもあり、身の引き締まる想いでございます。
ギラヴァンツ北九州の選手、スタッフの皆さんが十二分に力を発揮し、ファン・サポーターが一体となれ、関係皆様や北九州市民皆様が利用しやすい空間を企画、設計して参りたいと考えております。地元の皆様には、厚いご支援のほど、何卒よろしくお願いします」
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ギラヴァンツ北九州は今週、16日(水)にルヴァンカップ1stラウンド2回戦で横浜FCと、20日(日)にはJ3第10節でSC相模原と、いずれもホームのミクニワールドスタジアム北九州で対戦する。