中国メディア『南方網』など複数メディアは16日、中国1部浙江FCに所属するガボン代表FWアーロン・ブペンザが死亡したと報じた。死因はビル11階からの転落死だとみられている。

ブペンザはフランスやトルコなどで活躍した28歳。昨年夏まではFCシンシナティに所属し、元日本代表FW久保裕也の同僚としても知られていた。今年1月からは浙江FCに所属し、6試合で4得点6アシストと絶好調の活躍を見せていた。

同選手が昨季までプレーしていたルーマニアの地元メディア『FANATIK』によると、現地警察は転落死の原因について、「自殺」「誤った転落」「同席していた兄弟とのトラブル」の3つの可能性を中心に捜査している。

また、ブペンザはクラブの練習に理由なく欠席しており、クラブは彼の死を知らされるまで、一切の連絡を取ることが出来ずにいた。

国を代表する選手の死は母国ガボンでも大きな衝撃と共に報じられており、同国のヌゲマ暫定大統領は自身の公式X(旧Twitter)で追悼の意を表明した。

また、代表チームで共に戦ったアル・カーディシーア(サウジアラビア1部)のピエール=エメリク・オーバメヤンも自身の公式Instagramのストーリー機能を用いて反応。「言葉がありません。兄弟よ、安らかに眠ってください」とコメントを残している。

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オーバメヤンはアーセナル時代に、ブペンザの獲得をクラブに進言するなど、同選手と親しいことで知られていた。

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