U-17日本代表はAFC U17アジアカップで準々決勝敗退となったが、U-17W杯への出場権は確保した。

今大会のメンバーに選ばれた谷大地は韓国でも話題になった。

16歳の彼はサガン鳥栖に所属するFWだが、父親は韓国人歌手キム・ジョンミンさん、母親は元アイドル歌手の谷ルミコさんと日韓のルーツを持っている。

そうしたなか、『NATE』は、「韓国サッカー協会は、谷大地の二の舞を防ぐとともに、イェンス・カストロプの状況を注視している」と伝えた。

21歳のカストロプはドイツのニュルンベルクに所属するU-21ドイツ代表だが、韓国にもルーツを持ち、韓国代表が誘っているとされている。

「韓国サッカー協会(KFA)が、多重国籍選手の効率的な管理について議論を開始した。

韓国でサッカーを始め、2年前に日本に留学し、U-17日本代表に選出された谷大地のようなケースを防ぎ、韓国とドイツの二重国籍を持ち、韓国代表のホン・ミョンボ監督が注視しているカストロプのような才能ある選手継続的な管理を目指す。

KFA関係者は17日に『複数国籍の選手をもっと発掘し、徹底した管理をする必要があるという点で内部合意に達しており、すでに議論が進んでいる』と述べた。

2008年生まれの谷が注目を集めているのも、彼の生い立ちによるところが大きい。1990年代に数々のヒット曲を歌った歌手キム・ジョンミンと日本の歌手である谷ルミコの息子として生まれた。2023年までKリーグ傘下クラブでプレーしたが、現在は日本のJ2サガン鳥栖U-18でプレーしている。

彼の基本的な事情を把握している韓国サッカー協会は、U-17代表監督の帰国後すぐに、年代別代表チームを統括する技術開発小委員会を中心に対応策を策定する方針だ。

谷は日本国籍を完全に取得していないため、今後、韓国代表としてAマッチに出場することに問題はない。FIFAは、多重国籍を持つ選手が年代別や代表チームで異なる代表を選択できることを認めている」

谷大地のような有望株が流出しないように状況をより注視していくようだ。また、彼の将来的な韓国代表入りには問題がないとも伝えている。

帰化して日本代表になった7名

日本の国籍法では、18歳に達する以前に重国籍となった場合は20歳に達するまでにどちらかの国籍を選択する必要があるとされている。一方、韓国には兵役制度があり、韓国国籍を含む重国籍の男性は、18才になる年の3月末日までに韓国国籍を離脱しなければ、兵役義務が適用される、とのこと。

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