デンマークの名門ブレンビーでプレーする日本代表MF鈴木唯人は、21日のラナス戦で今季リーグ戦10点目となるゴールを決めた。

後半14分にGKの逆を突くPKを冷静に沈めてチーム3点目となるゴールを奪い、試合もブレンビーが4-3で競り勝っている。

『Bold』によれば、ブレンビーFWマティアス・クヴィストガーデンが、PKキッカーを鈴木に譲ったそう。

22歳のクヴィストガーデンはPKを決めていればハットトリックだったのだが、譲った理由をこう説明していた。

「リーグ得点王になるなら、鈴木唯人のことよりも自分のことを考えた方がいいかもしれないね(苦笑)

ハットトリックを達成するには蹴らなきゃいけない、本当に蹴りたかった。

でも振り返ると、鈴木唯人がとても優しい目で僕を見ていた。彼は『またゴールを決めるために蹴ってもいいかな?』と聞いてきたんだ。

自分がもう1点決めるよりも、より攻撃的な選手が得点を取り戻す方がチームにとっていいと思った」

クヴィストガーデンはチームトップの16ゴールを叩き出しているエースだが、2月末以降得点から遠ざかっていた鈴木に気遣いを見せていたようだ。

「不仲説」をモノともしなかった最強コンビ3組

Transfermarktによれば、23歳の鈴木がプロキャリアでPKを蹴ったのはこれが初めてだとか(PK戦除く)。

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