アメリカメディア『ESPN』など複数メディアは23日、エクアドル1部の強豪クラブCSエメレクに所属するDFジャクソン・ロドリゲスの妻と5歳の息子が誘拐されたと報じた。
同メディアによると、事件は23日の明朝3時ごろに発生。事件発生直後、ロドリゲスは玄関ドアが破壊される音を聞き、ベッドの下に隠れたという。犯人たちはその後、ロドリゲスが家にいるかを確認しながら、彼の妻と息子を誘拐した。
警察によると、ロドリゲスは窓から「灰色のダブルキャブのピックアップトラックに乗っている人たち」を目撃したという。
外務省のホームページでは、同選手の住むグアヤキル市は「グアヤス県グアヤキル市においては、麻薬関連の犯罪組織が活発で、殺人・爆弾事案等の凶悪事件が頻繁に発生し、近年断続的に非常事態宣言が発令されており、治安情勢が極めて不安定な状況です」と注意喚起がされており、実際に10日前から非常事態宣言が発令されている。
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また、近年エクアドルでは知名度の高いサッカー選手を対象とした凶悪犯罪も増加を続けており、昨年12月には元エクアドル代表選手のペドロ・ペルラサが、特殊部隊による銃撃戦の末犯罪組織から救出されている。