FC琉球は25日、5月の期限付き胸スポンサーに、太陽グループ株式会社が就任することが決まったと発表した。
2025シーズンからユニフォームに「期限付き胸スポンサー」制度を導入しているFC琉球。太陽グループ株式会社は、太陽工業株式会社、TSP太陽株式会社、アクティオ株式会社の3社を含む太陽グループを統括する企業だ。
その中でも、大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業は、 4月13日に開幕した2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、主催者催事のシルバーパートナーとして万博サウナ「太陽のつぼみ」に協賛している。
「やわらかく、あたたかい」未来社会の実現を目指す太陽グループは、今回のスポンサーシップを通じてFC琉球と太陽グループの共創による新たな体験の創出に取り組むという。
今回のユニフォームでは、鎖骨部分のデザインにサウナハットを被ったFC琉球の公式マスコット「ジンベーニョ」と、「太陽のつぼみ」のロゴマークを配置。さらに、胸部は「万博サウナ」のロゴタイプを掲出した特別デザインになっている。
着用予定試合は、5月に行われるホームゲーム2試合。6日(火・祝)の鹿児島ユナイテッドFC戦と17日(土)のギラヴァンツ北九州戦になるとのことだ。
ちなみに、万博サウナ「太陽のつぼみ」とは、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」が体感できるサウナ。
花びら風の空気膜クッションが集まって一つのつぼみとなり、太陽に向かって伸びていくような生命力溢れる美しい造形が特徴。太陽のエネルギーが海、草⽊、⾵の空気をまとって「太陽のつぼみ」に降りそそいでいる。
繊細で⼒強い膜が創り出す空間に、⾃然のエネルギーが満ちていき、⼼と体を調わせ、⼈としての原点に回帰させていくことをイメージしているという。
太陽グループ株式会社の代表取締役社長、能村祐己氏のコメントは以下の通り。
「設計・建築・施工から運営まで手掛ける3社の総合力を結集し、「やわらかく、あたたかい」未来社会の実現を目指す太陽グループは大阪・関西万博で約30のプロジェクトに関わっています。今回のスポンサーシップにより、万博で使用した膜材の活用をはじめとした地域社会との共創を積極的に推進し、沖縄から日本、そして世界へと発信してまいります。
万博プロジェクトの一つである万博サウナ「太陽のつぼみ」は、太陽グループがつくりたい社会を具現化した全く新しい「共創」空間です。一人でも多くの「FC琉球OKINAWA」のサポーターの皆さま、そして沖縄県の皆さまに体験いただけることを願っています」
太陽グループは、2024年10月からFC琉球の運営会社である琉球フットボールクラブ株式会社に出資している。
なお、5月以降のホームゲームでは、ホームスタジアムである沖縄県総合運動公園陸上競技場に「ジンベーニョ」が万博サウナをアピールする緩衝帯バナーも登場予定だという。