エドガー・ダーヴィッツ
国籍:オランダ
オランダ代表の中盤で活躍したハードワーカーで、ゴーグルをつけてプレーする姿が非常に印象的だったダーヴィッツ。
2001年5月にアナボリック・ステロイドの一種である禁止薬物ナンドロロンが検出され、さらにその数ヶ月後にノランドロステロンとノルエチオコラノロンが検出されたため、16ヶ月の出場停止を言い渡された。
ただ、当時のセリエAでは多数のドーピング違反者が頻発していたこともあってか、彼の出場停止は最終的に4ヶ月まで短縮され、あまりキャリアに大きな影響をもたらすことはなかった。
アドリアン・ムトゥ
国籍:ルーマニア
アドリアーノ、中田英寿とともにパルマで「トリデンテ」と呼ばれる伝説的な3トップを組んだルーマニアの怪童ムトゥ。イタリアでの活躍から高い評価を受け、2003年にチェルシーへと引き抜かれた。
ロマン・アブラモヴィッチ氏による資金注入を受けたクラブで有望なスタートを切ったが、その後就任したジョゼ・モウリーニョ監督と対立し、2004年にはコカインの摂取が発覚。7ヶ月の出場停止を受けた。
また後に所属したフィオレンティーナでも復活の兆しを感じさせていた際に禁止薬物に陽性反応を示し、半年間ピッチから離れることになった。豊かな才能をドーピングで台無しにした選手の一人だと言われる。