東アジアのサッカーが結束するため、2003年にスタートした東アジアE-1選手権。

記念すべき10回目を迎えた2025年大会は韓国の地で開催され、男子サッカーは3連勝の日本が優勝。森保一監督のもと初の連覇を達成した。

インターナショナルマッチデー外で開催された今大会は、出場メンバー26名全員をJリーグから招集。

非常にフレッシュなメンバーの中で、1年後のワールドカップ出場に向けた「最後のアピール」として臨んだ選手も少なくないはずだ。

そんな今回のE-1において、ワールドカップメンバー入りの可能性を示した4名の選手を紹介する。

なお、常連組の大迫敬介と長友佑都は外している。

早川友基

日本代表は今大会、香港戦でピサノアレックス幸冬堀尾、中国戦で早川友基、韓国戦で大迫敬介と、3人のGKが3試合でそれぞれ先発フル出場を果たした。

今大会が日本代表デビューとなった26歳の早川は、2戦目の中国戦を担当。17分に迎えたFW張玉寧(ジャン・ユーニン)との1対1をストップするなど2-0の完封勝利に大きく貢献している。

所属する鹿島アントラーズでのハイパフォーマンスから代表入りが待ち望まれていた早川。持ち前の鋭いシュートストップのほか、攻撃面でも味方の状態を見極めながら長短のパスを的確に使い分けていた。

代表GKは何と言っても鈴木彩艶が頭一つ抜けており、怪我などがない限り来年のワールドカップで守護神を務めることは確定。ただ控えの競争は熾烈で、早川もそこに名乗りを上げたと言える。