FCバルセロナは23日、予定していた日本ツアーをキャンセルすると発表した。

J1王者ヴィッセル神戸とのプレシーズンマッチ開催が4日前に控えていた中での突然の発表に驚きと落胆の声が広がっている。

バルセロナはその理由について「プロモーターによる重大な契約違反」と説明している。

スペインメディア『アス』によると、今回のアジアツアーでバルセロナは1500万ユーロ(約26億円)の固定収入を見込んでおり、最大2000万ユーロ(約35億円)の収益を得られる可能性があったという。

財政状況が良くないバルセロナにとって、今回の日本ツアーの中止は大きな損害となったが、ハンジ・フリック監督はクラブの決定を支持している。

なお、7月31日と8月4日にそれぞれ予定されている韓国でのプレシーズンマッチは予定通り開催する方向で、現在はフライトの調整などをしているとのこと。

同クラブの今夏のアジアツアーを統括する韓国のD-DRIVE社は、日本のプロモーターであるヤスダグループが「意図的な詐欺行為」を働いたと主張し、同社に対して法的措置を取る意向を示している。

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バルセロナ側も「この事態と、日本の多くのバルサファンへの影響を遺憾に思う」と表明しており、今後さらに問題が深刻化する可能性もありそうだ。

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