かつてフランスの強豪PSGやプレミアリーグのトッテナムなどで活躍したコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエは、新天地に中東イランを選ぶようだ。25日、イランメディア『パンジェレ・ニュース』が報じた。
同メディアによると、イラン1部の強豪ペルセポリス・テヘランは、複数の右サイドバックの獲得候補の中からオーリエに白羽の矢を立て、チームのトルコ合宿に参加させるとのこと。
現在32歳の右サイドバックは、2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会でコートジボワール代表として出場し、日本代表との試合では2アシストを記録してチームの勝利に貢献した。
その後はPSGやトッテナム、ビジャレアル、ノッティンガム・フォレスト、ガラタサライなど欧州の名門クラブを渡り歩いたが、2024年に負傷の影響で大きく出場機会を減らし、昨季からガラタサライを退団して無所属の状態となっていた。
『パンジェレ・ニュース』はオーリエのペルセポリス入団が決定的としながらも、約1年間のブランクがあったことで、ヴァヒド・ハシェミアン監督の技術的承認とすべてのメディカルテストの通過が契約締結の条件だと報じている。
同選手は2016年5月に警官への暴行事件で逮捕され、2019年1月にも婦女暴行・傷害の疑いで逮捕・勾留された。量刑が厳しいことで知られるイランでは、オーリエの素行の悪さが不安視されているそうだが、ペルセポリスはそれらを差し引いても欧州トップリーグやコートジボワール代表での実績に魅力を感じているという。
なお、イランは最近、アメリカやイスラエルとの国際情勢が不安定であることから、日本の外務省は同国の渡航危険レベルを一部の地域を除き渡航中止勧告のレベル3にしている。