26日に行われたサウジアラビア1部アル・アハリとの親善試合で、スコットランド1部セルティックFW山田新(25)が監督から高評価を受けた。
セルティックはイタリア北部の都市コモで行われているコモ・カップに参加している。
山田は、オランダの名門アヤックスに1‐5で大敗した25日の試合ではメンバー外に。このアル・アハリ戦ではベンチ入りし、後半スタートからの出場となった。
E-1選手権での代表活動後にセルティックへの完全移籍が発表された25歳が、初めての海外でのプレーとなった。
試合自体は1‐1からのPK戦に突入し5‐4で勝利。山田は後半15分にゴールネットを揺らすもオフサイドだった。
しかし、PK戦ではチーム最後のキッカーとして確実にゴールを沈め、勝利に貢献した。
ブレンダン・ロジャーズ監督は山田について「彼にとってはとても良かった。クラブに加入したばかりだから決して簡単なことではなかった。新しい文化とインテンシティが求められる環境に身を置いている」と海外初挑戦による適応の苦しさに言及。
また、山田のプレースタイルについて「彼は落ち着きがあり、とても速くて強い」「彼はDFの背後を狙おうとしていたが、これまでの僅かなプレーを見た限り、得点を挙げるためにはより決定的なポジショニングをしないといけないと思う。このチームは多くの決定機を作り出せるからね。しかし彼は強く、試合に強度をもたらせると思う」と課題を指摘すると共に、チームへの貢献度に高い評価を示した。
アル・アハリといえば、山田が川崎時代の今年5月にアジアチャンピオンズリーグエリート決勝で戦い、0-2で敗れた相手。親善試合とはいえ、移籍した先で川崎の敵討ちができたことは山田にとって大きなことだったかもしれない。