今夏まで初瀬亮が所属していたことで知られるイングランド2部のシェフィールド・ウェンズデイが、深刻な経営危機に直面しているようだ。

『Mirror』によれば、シェフィールド・ウェンズデイは現在財政的に厳しい状況が続いており、3月、5月、6月、7月分の選手の給料の支払いを遅らせているとのこと。

リーグ機構からはすでに複数の財務規則違反で告発されており、暫定的に補強禁止処分も言い渡されているほか、このままでは勝ち点剥奪処分も課せられる可能性があると通告されている。

その状況を受けてシェフィールド・ウェンズデイの選手たちは今週末に行われるプレシーズンマッチのバーンリー戦に出場することを拒否し、開催がキャンセルされたとのこと。

開幕戦は8月10日に予定されているレスター・シティとの試合であるが、それについても開催できるのかどうかが不透明な状況になっているそうだ。

シェフィールド・ウェンズデイは2014年にタイ人実業家のデジポン・チャンシリ氏が新たなオーナーとなったものの、その後3部降格を喫するなど決して順風満帆な状況ではなかった。

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ファンも経営陣に対して不満を貯めている一方、チャンシリ氏の側もファンによる扱いに抗議して「これ以上投資はしない」と宣言するなど、クラブ内での混乱が続いている。

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