日本代表DF高井幸大が加入したプレミアリーグの名門トッテナムは、プレシーズンツアーで韓国を訪れた。
高井は故障でツアーから外れるなか、韓国代表FWソン・フンミンは、ツアー中に今夏でのトッテナム退団を涙ながらに表明した。
2015年からトッテナムでプレーしてきたソンは得点源として活躍してきたが、昨季は序列が降下。
退団を決意したソンは、3日にソウルで行われたニューカッスルとのプレシーズンマッチで思わず感極まり涙…。
途中交代でベンチに下がった際には相手のニューカッスル選手たちからもハグなどで讃えられていたほか、試合後にはチームメイトから胴上げされていた。
トッテナム番記者のアレスター・ゴールド氏によれば、トッテナムは英国に帰国するが、ソンは韓国に残るという。
昨年のツアーでも同じようなことがあったというが、今回はソンのMLSロサンゼルスFC移籍が成立する可能性があるため、彼はすでにチームメイトやスタッフに別れを告げたという。
トーマス・フランク監督も「(ニューカッスル戦が)ソンのラストゲームになる可能性が高い」と述べている。
そのうえで、指揮官は「ソニー(ソン)とチームメイトたちの信じられないほど美しいシーンがあり、ニューカッスルからも大きなリスペクトが感じられた。ロッカールームでソニーと短いやり取りをしたが、彼もエモーショナルな言葉を口にした。とてもとても美しいシーンだった」とも語っていた。
33歳ソンとトッテナムとの契約は2026年6月末まであり、MLSのロサンゼルスFCは、移籍金1500万ユーロ(25.6億円)を支払って彼を獲得すると伝えられている。