2015年に山東魯能で中国超級リーグ得点王に輝いたFWアロイージオ。
彼はブラジル生まれだが、2019年に中国国籍を取得し中国代表入り。2022年カタールワールドカップ予選にも出場するなど、「帰化組」としては大きな成功を収めた選手の一人だ。
そんなアロイージオは8日に、自身の公式Instagramのストーリー機能を更新。
投稿された画像には、自身のパスポートと航空券の写真が写っており、中国籍のパスポートには彼の中国人名でもある「洛国富」の名前も記されている。
アロイージオは2022年に当時所属していた広州恒大の債務危機により契約を解除。母国ブラジルのアメリカFCでプレーした後、現役生活を引退した。
中国サッカー界における「帰化組」は、同じく広州恒大で活躍した元ブラジル代表MFリカルド・グラールのように現役引退後に中国籍を放棄する場合も多い。
そのため現在も国籍を放棄していないことが明らかになったこのアロイージオの投稿には中国国内でも喜ぶ声が多いようだ。
また、アロイージオは兵馬俑など中国的なデザインのタトゥ―も自身の身体に彫っており、中国愛が伺える。
帰化選手と帰化先の国の理想的な関係と言えるのではないだろうか。