韓国のスター選手であるソン・フンミンを写した一枚の画像が、物議を醸している。
アメリカメディア『ニューヨークタイムズ』は今月8日、『この“サッカースター”は女性インタビュアーの傘を持つべきだったのか?』という見出しの記事を掲載した。
同メディアによると、あるXユーザーが、今月3日に韓国で行われたトッテナムとニューカッスルのプレシーズンマッチの後、雨が降る中で女性インタビュアーがソンとチームメイトのベン・デイヴィスにインタビューしている二枚の画像をアップしたという。
この女性インタビュアーは、ソンに話を聞く際は左手でマイクを向け、右手で傘を持って選手が雨に濡れないようにしていたが、デイヴィスは自ら傘を持って取材を受けていた。
この画像に対して韓国のあるネットユーザーが「韓国の男性が女性をどのように扱うかを示すシーン」と反応。また別のネットユーザーは、「ほとんどの西洋人男性は本能的に女性への思いやりがある」とデイヴィスを賞賛した。
この一連の投稿には様々な反応が寄せられて炎上状態に。
ニューヨークタイムズは、ソンを写した一枚の画像がジェンダー論争を巻き起こしたことに触れ、現在韓国では男女間に深い隔たりができている状況について解説した。
最近の韓国では、4B運動やMeToo運動など、フェミニズムの価値観を高める運動が促進されている。また、6月の大統領選挙の出口調査でも、男女の政治的な考えの違いが顕著に表れた。
20代から30代の有権者の間では、ほとんどの女性はリベラルな候補者を支持し、多くの男性は保守的な候補者を好んだと報告されている。
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ネットでは、クリーンなイメージがあるソンに対して「失望した」と反応するネットユーザーが多くいた一方で、「単一の画像だけで彼の人間性を判断するのは早すぎる」というコメントも。トッテナムの試合が行われてから数日が経過しているが、なかなか議論が収まる気配はない。