13日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ予選プレーオフ2ndレグのコペンハーゲン対マルメの試合で起こった珍しい出来事が話題になっているようだ。
その出来事の主人公となっているのは、コペンハーゲンに所属しているブラジル人FWのロベルト・シウヴァ。昨年クルゼイロから加入した彼は、この試合で2ゴールを決めて5-0の大勝に大きく貢献していた。
しかも『Globo』のレポートによれば、ロベルト・シウヴァはこの試合でなんと「渋滞で遅刻しそうになったため、レンタル自転車でスタジアム入りしていた」という。
ロベルト・シウヴァとスタジアムの距離はおよそ9kmほど。当日、彼は家族や友人とともに車で会場へと向かっていたものの、運悪く道路が封鎖されるなどして渋滞に巻き込まれ、遅刻しそうな状況になったとのこと。
残り6kmほどになったところでロベルト・シウヴァは友人に車の運転を任せ、急遽近所で自転車をレンタル。なんとか試合開始の1時間半前に会場へと到着することができたという。彼はそのときのことを以下のように振り返っていたとか。
「大きな試合だから混雑するだろうと思って、かなり早めに家を出たんだ。ところが道路が封鎖されてしまった。そこで自転車を借りることにしてスタジアムまで走ったよ。
自転車を自主的に調達したのは、昨季のチェルシー戦で遅刻した経験があるからなんだ。その時も同じで、かなり早く出発したのに15分遅刻したんだよ。その時も渋滞だったが、時間は厳守だから仕方ないね。
試合に出場していたが、交代もさせられてしまったし、高額な罰金も受けてしまった(笑)。これが学びになった」
記事によれば、しかもロベルト・シウヴァは少年時代に自転車競技に取り組んでおり、BMXでは州で2回、ブラジル大会で2回、そして南米大会で1回チャンピオンになった経験があるという。
「父親の影響を受けて、小さい頃からサイクリングに取り組んできた。だから、今回のことで父と思い出を語り合う機会になったよ(笑)
サイクリングは僕の情熱だし、機会があれば必ず乗るようにしている。休暇中はマウンテンバイクに乗る父とともにツーリングを楽しんでいるよ」
「他のスポーツでもハイレベル」だった!すげぇサッカー選手たち
幼い頃に本気で取り組んだ自転車に乗り、ビッグゲームに臨んだロベルト・シウヴァ。ルーツに触れたことで改めてサッカーへの情熱を高めていたようだ。