マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)DFハリー・マグワイアがSNS批判について言及した。
ルベン・アモリン新監督の下で再起を図った昨季は15位でリーグ戦をフィニッシュし、無冠に終わったユナイテッド。スペイン『マルカ』は、11日に更新されたユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏のポッドキャスト『Rio Ferdinand Presents』に出演したマグワイアの胸中を紹介した。
2019年にレスターから同クラブへ加入し、ここまで公式戦246試合に出場しているマグワイアは「アモリンがチームに加入した当時、私たちのフィットネスレベルはプレミアリーグの基準に達していなかった。ランニングの強度も足りず、デュエルにも勝てなかった」と振り返った。
それでも、今季こそ名門復活への期待が集まるユナイテッドの現状については「今は先発メンバーのポジション争いが激しいと思う。きっとあと数人の選手を獲得するだろう」と認めつつ、「プレッシャーを乗り越え、まるで遊び場にいるかのようにプレーしなければいけない。それが、この10年間、我々が見つけようと苦労してきたことだと思う」と語った。
2023年には主将をはく奪されたほか、自身のパフォーマンスをSNS上で嘲笑されるなど、不遇の時を過ごしてきたマグワイア。当時について聞かれた同選手は、「僕の行動すべてがネットに投稿されるという、最悪の6カ月間だった」と打ち明けた。
「ターンオーバーや悪いプレーなどが取り上げられた。元選手からの建設的な批判は受け入れるが、彼らが投稿したのはクリック数とフォロワー数を増やすためだった。最悪の瞬間はイングランド対スコットランド戦だ。相手チームのファンだったのは分かっているが、冗談を言っていた。あの瞬間から、みんな一線を越えてしまったと気づいたんだと思う。でも、僕はとても支えられていると感じていた。たくさんの人が僕にメッセージをくれて、心配してくれたんだ」
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マグワイアは周囲の批判を跳ね返すように、昨季は不調のチームで公式戦40試合4得点1アシストを記録。今季を「新たな始まり」と位置づけ、タイトル獲得への意欲を見せた。