今季から韓国1部の水原FCに加入したシリア代表FWパブロ・サバグ。
コロンビア出身の同選手は、プロサッカー選手としてプレーする傍ら、歌手としても活動しており、その多才ぶりが韓国サッカーファンの間で話題になっている。
サバグは今年7月、新曲『SEOUL』をリリースし、同日にMV(ミュージックビデオ)を公開した。
タイトルの通り、韓国の首都ソウルで芽生えた恋の瞬間を情熱的かつ郷愁的に表現した楽曲となっている。
「サランヘヨ(愛している)」「Mi amor(僕の愛)」など、韓国語とスペイン語を混ぜた歌詞構成が特徴的だ。
MVは、主にソウルの夜景を背景に制作されており、ソウルの高層ビル群が立ち並ぶ夜景やネオンの輝きが、リズミカルでありながらも、どこか懐かしさを演出している。
MVに出演したサバグの演技も自然体で、映像と楽曲の一体感が見事にマッチしている。
MVは公開から2カ月以上が経った現在、68万4000回以上の再生数となっている。
現在28歳のサバグは、2017年にコロンビアの名門デポルティーボ・カリでプロデビューを果たすと、その後は同国1部CDラ・エキダやポルトガル、アルゼンチン、ペルーなど国内外のクラブでプレー。
昨年1月には、ルーツを持つシリアへ鞍替えし、同国代表としてすでに国際Aマッチ8試合に出場している。
今季から活躍の場を韓国に移したストライカーは、身長190センチの長身を生かして23試合12ゴールと、得点を量産している。
今回、新曲を発表してサッカー以外の才能を見せたサバグ。水原FCのファンからは「毎日早起きができるように、アラームに設定します」「彼のセレブレーションを見たら、頭の中で『サランヘヨ、サランヘヨ、私の愛(曲中の歌詞)』が流れるよ」など、多くの反応が寄せられた。
今後もサバグが得点を挙げ続ければ、サポーターがスタジアムでこの曲を歌ってくれるかもしれない。