イングランド1部チェルシーとキットサプライヤーのNikeは21日、今季のサードユニフォームを発表した。

今作は他のNike契約主要チームのサードモデルと同様に、懐かしき“テンプレート”にインスパイアされたデザインとなっている。

Chelsea 2025-26 Nike Third

チェルシー 2025-26 Nike サード ユニフォーム

今季の新サードユニフォームは、Nikeが2004年から2006年にかけて展開した同社のテンプレート・デザイン「Total 90(T90)」を現代風に甦らせた一着。襟、袖、全体を一周するパイピングに懐かしさを覚えるスタイルだ。

T90とともに今作のもう一つの特徴が胸部中央のエンブレム。1986-87シーズンから2004-05シーズンまで使用した“CFC文字とライオンの横顔”の旧デザインが、T90時代の雰囲気演出に一役買っている。

チェルシーは今季のプレミアリーグで、現時点で唯一の胸スポンサー企業ロゴが付かないチーム。

世界的な名門クラブだけに水面下では交渉中と思われるが、リーグ開幕時点で胸ロゴ部分に空白が生じたのは、これで3季連続となった。

チェルシーとNikeのパートナーシップが始まったのは、2017-18シーズンが初めてのこと。そのためT90デザインを採用した今作を「懐かしい」と表現することについて、違和感を覚える人もいるかもしれない。

NikeがT90を展開していた当時、チェルシーはイングランドの名門Umbroとサプライヤー契約を結んでいた。上記画像は2004-05シーズンのアウェイユニフォームだが、ブラック/シルバー/ブルーのキットカラーが、今作にそのまま受け継がれている。

名将ジョゼ・モウリーニョ率いるチームは、2004-05シーズンに悲願のプレミアリーグ初優勝を成し遂げた。そんな栄光のシーズンのキットカラーもまた、今作に懐かしさを覚える要素と言えるだろう。

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ある意味ではハイブリッド・デザインとも言える、20年前のNikeとUmbro両者の懐かしさを兼ね備えた新サードユニフォームは、チェルシー公式オンラインストア、Nikeオンラインストア他で販売中。

伝説の一着、ファンに愛された名作など、懐かしいサッカーユニフォームを「新品」と「古着」で。

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