遠藤航と長野風花が所属するリヴァプールFCとキットサプライヤーのadidasは9日、今シーズンのサードユニフォームを発表した。

今作では久しぶりにストレートな「緑」が復活。懐かしいエンブレムも登場するなど、1990年代にインスパイアされたデザインとなっている。

Liverpool 2025-26 adidas Third

リヴァプール 2025-26 adidas サード ユニフォーム

新サードユニフォームは、グリーンを基調にホワイトを組み合せたシンプルな配色。クラブ側の説明では、このグリーンは90年代から2000年代にかけて使用したキットカラーに触発されたものだという。

左胸のエンブレムは、1987年から92年まで使用した旧デザインが復活となった。

グリーン系の色は最近のユニフォームでも使われたが、今作のようなストレートなグリーンは、2006年から2012年までの「第2期adidas時代」に登場した2008-09シーズンのサードキット以来となる。

背面の首元には、エターナルフレーム(永遠の炎)と“97”を刻む。これは1989年に発生した「ヒルズボロの悲劇」での97名の犠牲者を追悼するもの。

シャツにはジャガードのような透かしでストライプをデザインし、レトロな雰囲気を演出。このストライプ、見方によっては90年代ユニフォームの“でかロゴ”を想起させる。リヴァプールのユニフォームに初めてグリーンが登場した時代だ。

フィールドプレーヤーのユニフォームに初めてグリーンが使われたのは、1991-92シーズンのアウェイキット。「第1期adidas時代」(1985年~1996年)にもたらされたものだった。右肩の“でかロゴ”が懐かしい。

また、この1991-92モデルは、今作で復活した旧エンブレムを使用した最後のシーズンでもある。

余談になるが、91年のグリーン採用には、翌92-93シーズンからの胸スポンサーに決まっていたデンマークのビールブランド「Carlsberg」への配慮という憶測が当時から存在した。同社のコーポレートカラーがグリーンで、契約期間中は度々この色のユニフォームや胸ロゴが登場している。

あくまで噂話の域を出ないものだが、Carlsbergの1年前に先行でグリーン登場は自然な流れを演出する絶妙なタイミング。この話はユニフォーム談義のちょっとした“肴”となっている。

リヴァプールも!まさかの「漢字スポンサーロゴ」を付けた欧州の4チーム

このグリーンのサードは、現地時間14日に敵地で行われるプレミアリーグ第4節バーンリー戦でデビューの予定。

ユニフォームは、クラブ公式オンラインストア、adidasオンラインストアで販売を開始している。

伝説の一着、ファンに愛された名作など。懐かしいサッカーユニフォームを「新品」と「古着」で販売。

【Qoly × LFB Vintageはこちらです】

【Qolyインタビュー】「いつか恩返しを」大宮トップチーム昇格後にアメリカの大学へ…マーシャル大MF種田陽が見据える未来とは