デサントジャパンが展開するフットボールブランド『Umbro』。
彼らの頭部への衝撃を緩和することを目的としたサッカー用ヘッドバンド「プロテクトヘッドバンド」が、“子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン”カテゴリーにおける「第19回キッズデザイン賞」を受賞した。
さらに、受賞作品の中から特に優秀な作品に与えられる各賞のうちの奨励賞「キッズデザイン協議会会長賞」も受賞。2016年のジュニア用シンガード(すねあて)に続く、2回目の「キッズデザイン協議会会長賞」受賞となる。
2023年3月より展開されている「プロテクトヘッドバンド」は、取り付けが簡単なヘアバンド形状に衝撃吸収素材を内蔵したシンプルな構造。
しかし、頭部の衝撃吸収力だけでなく、相反するヘディング時のボールの反発性や頭へのフィット感が発揮されるよう、素材の選定や最適な厚みの検証を繰り返しながら4年をかけて商品化された。
一般財団法人日本自動車研究所での衝撃製品テストにおいて、転倒や衝突時の頭部障害(中等症)の発生リスクを45%、頭部への衝撃を43%低減するという結果を得ているとのことだ。
<賞名>
【奨励賞】 キッズデザイン協議会会長賞
<受賞カテゴリー>
子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン
<受賞作品名>
プロテクトヘッドバンド
<受賞理由>
「国際的なサッカーの世界のルールでもプレー中の脳震とう対策やその後の練習プログラムが定められている。海外では子どものヘディング禁止の傾向も顕著であり、人気スポーツであるがゆえの子どもの安全性確保の点で有効な提案であり、課題の社会発信の面でも効果的だ」
これからも『Umbro』は、子どもが数年先もスポーツをずっと楽しんでいられるように、より安全に前向きにサッカーに取り組むことをサポートするアイテムの開発に注力していくという。