フェイエノールトは17日、延期されていたエールディヴィジ第3節でフォルトゥナ・シッタートと対戦。
試合は、40分に日本代表FW上田綺世の今季5ゴール目で先制したフェイエノールトが、72分にU-19オランダ代表MFアイメン・スリティの追加点で突き放し、ホームで2-0の勝利を収めた。
ロビン・ファン・ペルシー監督率いるチームは、開幕から無傷の5連勝を達成。首位を快走している。
その原動力となっているのが、5試合でわずか1失点の守備陣。今季ヘントから加わった28歳の日本代表DF渡辺剛はここまで全試合にフル出場し、チームの堅守に大きく貢献している。
『VI』によれば、渡辺とセンターバックコンビを組むDFアネル・アフメドジッチはフォルトゥナ戦後、渡辺についてこのように語っていたそう。
「彼(渡辺)と一緒にプレーするのは簡単です。彼は良い選手だし、僕たちはうまく機能するパートナーシップを築けています。僕の強みのひとつは適応力で、それを発揮しています」
渡辺同様、今夏フェイエノールトへ加入したアフメドジッチは26歳のボスニア・ヘルツェゴビナ代表。192cmの長身を誇り、昨季まで3年間イングランドのシェフィールド・ユナイテッドに所属。プレミアリーグでも1シーズンプレーした。
移籍金が900万ユーロ(約15億円)とされている渡辺に対し、700万ユーロ(約12億円)でオランダへやってきたと報じられているアフメドジッチ。
この金額について、安かったのでは?と尋ねられると、「私もそう思います。かなり安いんじゃないでしょうか。自分で言うのもなんですが」と答えていたとのこと。
今後に向けて、改善すべき部分もあると話したアフメドホジッチだが、最後には「良い守備は優勝をもたらし、良い攻撃は勝利をもたらします」と詩的に締めくくったという。
5試合5ゴールと絶好調の上田とともに、渡辺とアフメドジッチのCBコンビにも大きな注目が集まっているフェイエノールト。次戦は21日(日)、毎熊晟矢擁するAZと対戦する。