この時期になると気になるのが、昇格と降格。戦うカテゴリーが変わることにより、クラブにも所属選手にも大きな影響がある。

『DAZN』で毎週木曜日に放送されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」には、かつてジェフ千葉などでプレーした佐藤勇人と、浦和レッズや湘南ベルマーレ、レノファ山口に所属した坪井慶介が出演。

そのなかで、J2を戦う上で難しいこととして「J1と比較すると移動が大変になる」ということがあげられていた。

坪井「移動がやっぱり大変かな」

佐藤勇人「例えば、J1だとグリーン車だけど、J2だと普通の指定席になるとか」

坪井「それは絶対そうだね。ベルマーレにいたときもそうだった。グリーン車に乗ったのはレッズと日本代表だけだった。

僕がベルマーレのときは、移動では小田原を経由していくことが…。要するに、横浜や東京ではなくて各駅停車の『こだま』じゃないと止まらない駅がある。

J2になると大都市ではなくて地方都市のクラブがあるから、こだまじゃないと行けない。在来線に乗って平塚から小田原まで行く。バスよりは速いから。

みんなで一緒に平塚へ行って、でっかいバッグを持って、勝手に1車両をジャックする感じに(笑)

山口にいたときも、距離的には近いはずの四国への移動が大変だった。陸路しかないから、中国経由か、九州経由かで回っていかなきゃいけない。

(ピョンとはいけない?)そんな桃鉄のぶっ飛びカードみたいなことはできない(笑)。ここまでバス、ここから電車、そしてバスで現地みたいな感じ」

ただ、佐藤勇人が所属していたジェフ千葉は移動が楽で、首都圏で交通の便が良く、空港も羽田が近いことから問題は多くなかったようだ。

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しかし、本拠地のフクダ電子アリーナが素晴らしいスタジアムであることも含めて「環境が良すぎてハングリー精神が養われないのではないか」と言われることも多かったという。

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