U-20日本代表は30日、U-20ワールドカップのグループステージ第2節で開催国チリと対戦し、2-0で快勝。2連勝でグループステージ突破を決めた。
船越優蔵監督は初戦からスタメンを2人変更。GKピサノアレックス幸冬堀尾、DF右から梅木怜、市原吏音、喜多壱也、小杉啓太、中盤の底には大関友翔と布施克真で、ここまでは変わらず。
サイドは右に初戦途中出場の平賀大空が入り、左は齋藤俊輔。トップ下は佐藤龍之介が務め、1トップはこちらも初戦途中出場の高岡伶颯が入った。4-2-3-1の形は初戦から継続。
ともに初戦を勝利した両チームの試合は、ホームの大声援を受けるチリの圧力に対し、日本も鋭い出足で対抗。内容的に五分の激しい戦いが展開された。
その中で日本は31分、佐藤のクロスからエリア内で高岡が倒されPKを獲得。チリがレビューを要求し覆らなかったものの、高岡自らが蹴ったキックは相手GKにストップされてしまう。
日本は後半からゲームに入り切れていなかった平賀に代えて石井久継を投入。初戦と同じく佐藤が右サイドに出て、石井がトップ下に入った。
迎えた51分、ドリブルでエリア内で侵入した齋藤が倒されるも笛は鳴らず。齋藤の合図を受けて船越監督はレビューを要求し、これがPKの判定となる。
キッカーは、初戦でもPKを決めていた市原。20歳のキャプテンはこれを落ち着いてど真ん中に沈め、日本がついにリードを奪う。
その後、チリが盛り返す時間もあったが、82分、ピサノのロングボールを拾った途中出場の横山夢樹が右足を一閃。ミドルレンジからゴール左隅に叩き込み、値千金の追加点を手にした。
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試合はピサノのビッグセーブなどもあり、そのまま2-0で終了。日本が2連勝を飾り、ラウンド16進出を決めている。
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