国際サッカー連盟「FIFA」は26日、マレーシアサッカー協会が7選手の帰化申請において偽造書類を提出したとして、35万スイスフラン(約6500万円)の罰金を科したと発表した。
また、関与した7選手は12か月間のフットボール関連活動の停止処分を言い渡されている。
7選手の中には、スペイン1部アラベスでプレーするDFファクンド・ガルセスなども含まれており、マレーシア代表のみならず、所属クラブのアラベスにとっても大きな打撃となる。
中国紙『捜狐』によると、ガルセスの帰化書類不正の事例では、彼は曽祖父がマレーシア人であるとされている。しかしながらFIFAの規定では、遡ることができるのは祖父母までであり、マレーシアサッカー協会はこれらに関連する資料を改ざんしたようだ。
今回処分が発表された7選手はいずれも、今年開催されたアジアカップ予選にも出場しており、マレーシア代表がベトナムを4-0で下した試合の結果なども覆される可能性がある。
日本や韓国といったアジアの強豪国でも行われた過去のある「帰化戦略」。代表チームの強化には欠かせない一方、不正の温床になってしまっているようだ。
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